親が離婚しても、子どもにとって、かけがえのない親であることに変わりはありません。親子の関係は永遠に続きます。 離婚すると子どもと会わないという父親(母親)がいる一方で、子どもに会いたくても会えない父親(母親)もいます。しかし、離婚しても親としての役割は続きます。 厚生労働省の統計によると、毎年およそ22万人の子どもが親の離婚を経験しています。親が離婚するときの悩みのひとつが子どものことです。心理学の研究から、親の離婚は子どもに多様な影響を与えることが明らかになっています。子どもが体験する辛いことのひとつは、子どもの面会交流や親権について父親と母親が激しく争うことです。他方、離婚後、父親と母親が、子どものために協力して子育てをすることができれば、子どもの悲しみや不安、不登校や引きこもり傾向などの問題は少なく、自己肯定感の高い子に育ち、他者との人間関係も上手に築けることがわかっています。しかしながら、離婚後の単独親権制度の日本で、元パートナーと協力して子育てをしていくことはとても難しいと感じる方は多いと思います。 この無料の親教育アプリは、離婚した人や離婚を考えている家族、あるいは家族を支援する専門家(弁護士、臨床心理士、ソーシャルワーカー、家庭裁判所調査官など)を対象に、離婚が子どもと親に与える影響と、離婚後子どものために父親と母親が協力して子育てをするための方法やコツをわかりやすく伝えます。
このアプリは、アメリカ・フロリダ州立大学家族内暴力研究所で作成され、フロリダ州立大学から著作権を得て、小田切紀子(東京国際大学)と青木聡(大正大学)が、日本の社会・文化に適応するように改訂を加えて作成しました。
このアプリは、アメリカ・フロリダ州立大学家族内暴力研究所で作成され、フロリダ州立大学から著作権を得て、小田切紀子(東京国際大学)と青木聡(大正大学)が、日本の社会・文化に適応するように改訂を加えて作成しました。
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